島村卯月「マーキング」
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161:名無しNIPPER[saga]
2017/08/18(金) 07:02:16.24 ID:Eo9YkfFV0
視線を下に向けてみれば、服装も握手会の時のステージ衣装から、私が良く着るパジャマにへと変わっていました。


「私……倒れて、ここに……」


あれから一体、どうなったのでしょうか。


私は意識を失っていたので詳細な事は当然分かりませんが、きっと……大変な騒ぎになったのだと思います。


イベントの主役、アイドルの私が握手会終了直後に倒れたのですから。


唐突にそんな事態が起これば、そうなるのも不思議ではありません。


凛ちゃんや未央ちゃん。二人のプロデューサーさん達。会場のスタッフの皆さん。


両手の指では数えきれないぐらいの、大勢の人達に迷惑を掛けた事でしょう。


そして……ここにはいない、私のプロデューサーさんにも。


「……はっ」


申し訳ないという気持ちは強くありました。


自分を偽って目を背けて、突き進み続けた結果が今回の事態です。


関係者全員に謝った所で、許されるかどうかも分かりません。


だからこそ……今の私の心の中では、その気持ちがかなりの割合を占めていました。





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