162:名無しNIPPER[saga]
2017/08/18(金) 07:02:44.22 ID:Eo9YkfFV0
「……ははっ」
だけど……だけど、それなのに……、
「あはっ、あははっ……」
笑いが込み上げてきてしまうのは、何ででしょう。
こういった結果を、心の中の私が望んだからなのか。
……いいえ。多分、違います。この笑いは、そういう気持ちでは無いのです。
謝罪よりも、後悔という自責の念よりも、勝ってしまっているのです。
もう我慢をしなくても良いという、解放感の方が。
「私……もう、駄目ですね……」
そう、もう駄目です。前の私には、二度と戻れません。
「アイドルとして……みんなのアイドルとして、失格です……」
そう、失格。堕ちてしまった以上、当然の事でした。
けど、私は決めたのだから。正直になるって、もう我慢はしないって。
だから、これからは……
「私は私らしく生きて、私の自身の歌を歌っていくんです」
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