120:名無しNIPPER[saga]
2017/07/04(火) 05:50:18.86 ID:IQGbnOTy0
「でもさ、しまむー。本当に良く寝てたね」
「えっ、そ、そうですか? そんなには、寝ていないとは思いますけど……」
「ううん、ぐっすりと熟睡してたよ。どれだけ呼び掛けても、全然反応が無かったから。肩を揺すった所で、ようやく目を覚ましたって感じだね」
「うっ……それは、すみません……」
「けど、どうしたの? それだけぐっすりと眠ってたという事は、昨日は寝れてないとか?」
「え、えっと……」
未央ちゃんからの素朴な疑問による問い掛け。
普通なら答えられるはずの、何でも無い質問。
でも、私はそれを聞いて、何も返す事ができない。
口を一文字に閉じたまま、視線をあちこちにへと泳がせるだけでした。
「あれっ? しまむー?」
返事が無い事を見兼ねて、未央ちゃんは不思議そうに顔を覗かせてくる。
聞いているのに相手が答えないのだから、当然の反応とも言えます。
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