121:名無しNIPPER[saga]
2017/07/04(火) 05:51:03.65 ID:IQGbnOTy0
「……ははーん、なるほど」
けど、未央ちゃんはしばらくすると何やら得心してか、納得をした表情で私から離れていきました。
「そういう事ね、何となく分かっちゃった」
「分かった……ですか?」
「多分だけど、しまむーの事だから……夜遅くまで長電話をしてたとか? それで寝る時間が短くなったんじゃない?」
「そ、それは、その……ははは」
「……うん、その反応を見ると、図星って所だね」
私の空笑いを見て聞いてか、未央ちゃんはうんうんと首を縦に振ってそう言った。
普通なら『何をやってるの』とか、非難されるかもしれなかった。
仕事を前にして、体調管理を考えない行動をしていれば。
けど、未央ちゃんの口から叱責の言葉は飛んではこない。
ただその表情を緩めて、愉快そうに笑みを浮かべていました。
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