島村卯月「マーキング」
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119:名無しNIPPER[saga]
2017/07/04(火) 05:49:37.04 ID:IQGbnOTy0
私が覚えているのは、移動中の高速道路での風景。


そこまでは覚えているけれども、それ以降はさっぱりと記憶に無い。


どうやら、その辺りからここに至るまで、私はずっと眠っていた様でした。


「もうちょっと……掛かると思いましたけど……」


「いやいや……ホテルを出てから、それなりには時間は経ってるからね」


私の言葉に、そう言って反応してくれた声。


その方向に視線を向けると、そこには苦笑した表情の未央ちゃんが待っていました。


「おはよう、しまむー」


「あっ、はい……おはようございます」


おはようと言われたので、私は未央ちゃんに当たらない角度で頭を下げて、おはようと返しました。


出掛ける前にも未央ちゃんとは一度は挨拶は交わしているので、これで二回目の挨拶になります。





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