91:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 12:56:55.68 ID:WOJJWRsc0
〜中華料理店〜
「こんにちは〜」
電車を乗り継ぎ、以前須藤に連れてこられた中華料理店ののれんを
くぐると、そこには机に腰掛け、テレビを見ている店長がいた。
「おう、この前の坊主じゃねぇか。メシ食いに来たのか?」
「はい。給料出たんで食べに来ました」
「そうか!じゃあ早く注文しろよ。沢山作ってやるからな!」
「ありがとうございます!!」
満の笑顔に気をよくした店長は気の良い笑顔を浮かべて、調理の
準備に取りかかった。
「店長〜。注文なんですけど」
「エビチリと野菜炒飯とガツと野菜炒めでお願いします」
「あいよ〜」
ジャッ、ジャッと中華鍋に油を引き、火を通しながら具を炒める
音が厨房から聞こえて来た。
(3品合わせて2000円ぽっきり。しかもボリューム一杯なんだよな)
(早く来ないかなぁ?)
香辛料の香ばしい匂いが店の中に充満する。
客足もまばらな平日の朝10時53分の一人飯というのも、中々乙だよな。
と優越感に浸りながらテレビのニュースを眺めていた。
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