417:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 21:33:30.92 ID:Nkr8DRMT0
「佐野君。鏡に映ってる景色とミラーワールドは似て非なるものなのよ」
「鏡に映ってる景色はあくまでも、この世界の有り様を反映しているだけ」
「ミラーワールドはこの世界と隣り合う世界の狭間の領域」
「つまり、今ここにある世界と並行世界との境界線がミラーワールドなの」
優衣の口から飛び出たミラーワールドの正体に、香川達四人は絶句した。
「じゃあ、コアミラーっていうのは一体何なんだ?」
「ミラーモンスターを生み出したり、ミラーワールドを作ったりする...」
「コアミラーは、ミラーワールドと隣り合う世界をつなぐ境界線よ」
優衣の口から次々と明かされる驚愕の真実に、仲村は衝撃を受けながら、
一縷の望みを賭け、優衣に最後の質問をした。
「つまり、ああ畜生...ってことはそれを使って世界を行き来出来るのか」
「はい」
「並行世界がある分だけ、コアミラーも鏡の世界も存在するって事なのか」
「そうです」
「なんてこった....」
へなへなと力なく崩れ落ちた仲村は虚ろな目で優衣の部屋の天井を
見つめ始めた。
仲村が何故ショックで放心状態になったのかを残る三人も痛いほど
理解していた。
ライダーの戦いは、神崎士郎が願いを叶えるまで永遠に続くのだと。
仮にこの世界の神崎士郎の野望を打ち砕く一歩手前の状態まで辿り
ついたとしても、タイムベントのカードとコアミラーが神崎士郎の手に
ある以上、時を巻き戻されてしまうのは明々白々。
つまり、
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