佐野満「えっ?強くてニューゲーム?」
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414:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 21:29:37.78 ID:Nkr8DRMT0
 要領を得ない優衣の話を簡単にまとめると以下の通りになる。

 ミラーワールドの自分と融合する前の優衣は城戸真司と出会っていた。
 
 そして両親からの虐待を受け続け、死んでしまった現実世界に生きる

神崎優衣とミラーワールドの神崎優衣が一つになった後、即ち真司と

出会った数ヶ月後に真司の兄である真一に今ここに存在する神崎優衣が

出会ったということになる。

 優衣の話は更に続く。

「真一君が殺されたあの日、私はあそこにいた」

「真司君は頭から血を流していて、真一君はその時には、死んでいて」

「私...私は、もうどうすれば良いのか分からなくて...」

「そしたら、お兄ちゃんが...」

 神崎優衣の嘆きに応えるように神崎士郎がその姿を現した。

「二人を蘇らせてって....その時の私はそれしか思いつかなくて」

「それでお兄ちゃんはダメだって言って...それから」

 お前が救いたい方を選べと、神崎士郎は妹に提案したらしい。

 そして神崎優衣は今ここに立っている城戸真司を生き返らせてくれと願い、

神崎士郎はその通りにしたのだそうだ。

 神崎士郎は真一と真司の胸に手を当て、自分の懐から光り輝く「何か」

を二つ取り出し、自分の胸から取り出した「何か」を真一の胸に押し当て、

もう一つの「何か」を真司の胸にそれぞれ押し込んだ。

「優衣。もう大丈夫だ」

「今の俺の力では一人を生き返らせるので手一杯だ」 

「だが、安心しろ。城戸真一も死なせない」

「奴は、お前と同じ存在になるんだ」

 その一言と同時に、真一の姿はあっという間に光の粒と化して士郎の

手に持つ小さな鏡の中へと吸い込まれていった。

 その「何か」というのが全く見当がつかない四人だったが、ただ一人

香川だけは神崎士郎が城戸真一にコアミラーにかかわる何かを挿入し、

自分の理論の不足部分を補ったのではないかとあたりをつけていた。

 更に深く考察するのであれば、ミラーモンスターが鏡から自分の姿を現し、

人間を攫うのと近い仕組みを城戸真一の身体に組み込んだのではないのだろうか。

 人間の身体にミラーモンスターのコアを埋め込むハイブリット化。

 それが仮面ライダーリュウガの在り方として一番信憑性の高い仮定だ。


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