397:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:47:40.41 ID:JcVHvI7Q0
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一方、神崎士郎が奸計を巡らせる中、香川英行は新たに仲間に加えた
城戸真司を交え、これからの方針を語りながら、神崎士郎の策をどのように
突き崩すのかを必死になって考えていた。
満が考えついたリュウガ攻略法と書かれた乱雑に書かれた十数ページに
わたる神崎士郎の牙城を突き崩す策は、確かに一考に値する策だった。
満の策はこうだった。
まず、香川と真司がオーディンを足止めし、その隙に仲村がコアミラーを
量産型オルタナティブ部隊を率いて破壊し、コアミラーの守護を担う
リュウガと満が交戦するという少し頭を捻れば、誰でも思いつく策だった。
しかし、今まで神崎士郎に対する先入観で士郎の行動パターンを推測
しながら戦いを進めてきた香川の目を惹いたのは、満が今まで自分達が
思いもよらない視点から神崎士郎の、オーディンの行動をある程度こちら
の思い通りに動かせるように仕向けるというアプローチだった。
タイムベントの動力源に使われているのがサバイブのカードだとしたら?
もし真司がリュウガに乗っ取られたら、どうすればリュウガから分離を
させられるのだろうか?
タイムベントをオーディンから奪い、ライダーのデッキごと破壊すれば
オーディンはタイムベントを二度と使えないのではないのか?等々、
今までオーディンや神崎士郎と対峙しながら、その牙城を崩せなかった
香川にとって満が捻りだした渾身の策はまさに値千金の価値を持っていた。
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