361:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:26:12.41 ID:JcVHvI7Q0
(よし、かかった!)
ライアにはガードベントがない。
故に、多方向からの攻撃を防ぐには自らの契約獣を呼び出して上空へと
回避するしか防御方法がないのだ。
例外はコピーベントでゾルダのシールドをコピーするくらいだが、
そんな隙を与える程、秀一は甘くなかった。
マグナギガのミサイルは量こそ沢山ある物の、一発一発の威力は
1000APにも満たない。故に、ある程度強いミラーモンスターであれば、
全部破壊する事だって不可能ではない。
ライアを背中に乗せたエビルダイバーは口から吐き出す鋭い水の刃で
次々にミサイルを切り裂いていく。
「shoot vent」
この戦いの勝利条件を頭の中で整理しながら秀一はシュートベントの
カードを呼び出した。
マグナギガにライアに銃口を向けたまま、一発も撃つなと命令を下した
ゾルダは自らが呼び出したギガランチャーをひたすら発射し続けた。
しかし、空を自在に飛び回るエビルダイバーはヒラリヒラリと余裕を
持って、その大砲から発射される特大の弾丸を回避し続けた。
それでいい。
強化されたゾルダの視力でエビルダイバーに騎乗しているライアの
手元に自分のギガランチャーがコピーされているのを確認したゾルダは、
屋上にライアが降りたと同時に、自らも扉がなくなった小学校の入口から
校舎の中への侵入を果したのだった。
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