303:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 11:55:22.57 ID:DSAJ+Ylu0
「よし、見えてきたぞ!」
自分達を追いかけてきたオルタナティブとアビスの姿が見えないことに
安堵した秀一と吾郎は、無事に自分達の車の場所へと辿りついたのだった。
「せーの!」
車のガラスの中に身を投げた二人は、次の瞬間には現実世界への帰還を
果すことに成功していた。
「やった!やったぞゴロちゃん!!」
「良かった。無事に戻って来れたんですね」
車内に戻った秀一と吾郎は喜びを爆発させて手を取り合った。
思ったよりも疑似ライダーに手こずりはしたが、最悪の状況から
こうしてほぼ無傷での生還を果たせたのだ。何も言うことはない。
「先生。もう帰りましょう。あとは残った人達に任せれば大丈夫です」
「そうだね」
「浅倉は香川に、城戸が残りの二人を倒してくれれば万事OKと言う事で」
香川の戦力を減らすことには失敗したものの、その戦力の底を見る事に
成功したゾルダとベルデの二人組は颯爽と戦場を後にして去って行った。
こうして、戦いは次なる局面へと移り変わっていく。
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