284:名無しNIPPER
2017/04/30(日) 11:43:53.00 ID:DSAJ+Ylu0
「ほう、それは見過ごせないな」
「だろ?俺も気にくわない。お前を[ピーーー]のは俺だからな」
「さてと、お前はどうする浅倉?」
「俺と手を組んで今からそいつらを殺しに行くか?」
「それとも、ここから背中を向けて別の奴の所へ向かうか?」
「答えを聞かせろ。浅倉。残り時間は後30分だ」
「はっ、考えるまでもない。お前も含めて全員殺してやる」
「決まりだな。ゴロちゃん。車出して!」
秀一の言葉に従った吾郎は、すぐさま外へと飛び出していった。
「英雄対怪物、か」
「なぁ、浅倉。お前、怪物は英雄に勝てると思うか?」
何気なく自らに投げかけられた言葉に、浅倉の脳裏に一人のライダーの
姿が浮かび上がってきた。
「そうか...お前か、お前が英雄か...」
自分の獲物を横取りした挙げ句、あろうことか悠々と傷一つなく
自分から逃げ去っていったタイガの姿を浅倉は思い出していた。
「感謝するぜぇ...北岡...」
「お前の質問の答えはすぐ出してやる。楽しみにしてろ」
そう吐き捨てた浅倉は吾郎が回した秀一の車に乗り込みながら、宿敵が
待ち受ける戦場へと想いを馳せるのだった。
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