172:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:17:44.39 ID:L6BVEgLS0
〜どこかの倉庫にて〜
深夜一時。
人目に付かない倉庫の中で熾烈なライダーバトルが繰り広げられていた。
相対するライダーのカラーは深緑と緑の二色。
深緑のライダーの名前はゾルダ。変身者は北岡秀一。
もう一人の緑色のライダーの名前はベルデ、変身者は高見沢逸郎。
なぜ二人が戦っているのか?それはライダーだからである。
例え二人の間にいかなる私怨が存在していようとも、命を賭けた
バトルロイヤルに参加している以上、そのようなモノは自分を鈍らせる
不純物でしかなかった。
「高見沢さ〜ん。もう観念して刑務所行きなよ〜」
「今から自首すれば五年程度の実刑で済ませるからさ。ね?」
「ばっ、化け物め...」
さながら悪党を追い詰める正義のヒーローのような場面ではあるが、
生憎、この戦いには正義は存在しない。あるのは純粋な願いだけだ。
秀一は自らの不治の病を取り除くこと。
高見沢の願いは、超人的な力を手に入れること。
願いを叶える権利を手に入れられるのは、たった一人だけ。
485Res/614.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20