171:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:16:57.25 ID:L6BVEgLS0
「ああ。また明日」
そっぽを向く仲間に手を振った手塚は、急いで花鶏からできるだけ
離れようと必死になった。
曲がり角を曲がって、蓮が自分の姿を見つけられなくなった場所からは
走って走って走り続けて、そしてようやく3km離れた場所へと辿りついた。
全速力で走った為、喉が干上がっている。
近くにあった自販機で一番安いペットボトルの水を買った手塚は
一息にその水を飲み干した。
(蓮...お前の運命は、必ず俺が...変えてみせる)
断固たる決意を瞳に浮かべた手塚海之は、近くにあった電話ボックスに
入り、電話帳をめくり、あるページを探していた。
手塚の視線の先、何人もの弁護士の電話番号が書かれているページの中で
一際目立つフォントで印刷されている番号があった。
「北岡、秀一...」
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