173:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:18:26.29 ID:L6BVEgLS0
邪魔になる人間を片っ端から消すのがこの戦いのセオリーである。
特に、特殊能力で姿を消したり真似たりするようなカメレオンのような
嘘つきのくせに大物ぶる小物も勿論その中に含まれている。
「ふ、ふざけるなぁっ!てめぇ俺を誰だと思ってる!」
「俺は高見沢逸ろっ...」
「べらべら五月蠅いよ、もう。黙っててくれないかな?」
マグナバイザーの銃口が火を噴く。
「ぎゃああああああ!!」
「こっすい真似するよね〜。ま、小物なりに善戦した方じゃない?」
デッキから引き抜いた最後の一枚は、ベルデの持つ秘密兵器、己の姿を
一定時間消すことができる特殊カード、クリアーベントだった。
自分の右腕の指を三本吹き飛ばされた高見沢は、まるで赤子のように
ヒーヒーと情けない声をあげながら、数十年ぶりに人前で尿を漏らした。
そんな逸郎をどうでも良さそうにちらっと見た秀一は、最後のトドメを
刺しに掛かったのだった。
「ま、待ってくれ。こ、ころさなッ」
「Advent」
高見沢の懇願もどこ吹く風、秀一は自分の契約したマグナギガを
平然と召喚した。
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