152:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:05:06.89 ID:L6BVEgLS0
一言多すぎる所か、その一言で今更ではあるが、東條がライダーとして
既に他のライダーを殺していたことに満は気が付かされた。
「ふぅ...お見苦しいところを見せてしまいましたね」
「い、いえ...。香川先生も大変なんですね」
正直な話、なぜ香川ともあろうひとかどの人間がこんな人として
癖のありすぎる二人を同士として迎えているのかが満には欠片ほどの
理解も出来なかった。
しかし手を組むにしろ、組まないにしても、いずれ戦う事になるかも
しれない、この場にいる三人の真意を見極めなくてはならない。
満は固唾を飲んで香川の言葉を待つ事にした。
「では、本題に入らせて貰いましょうか」
「佐野君。私達に貴方の力を貸しては頂けませんか?」
「えっ?!」
それは初めてのライダーによる勧誘だった。
城戸真司との出会いの時は、自分から彼の下に入る事を望んだが、
今回はそれとは異なる全く逆のパターンだった。
「先生、彼は信用できるんですか?」
「それを今から君達に判断して欲しいのです」
東條が困惑を顔に浮かべながら、香川にその真意を問う。
しかし香川は東條に選択を任せると答え、すぐさま話を戻した。
485Res/614.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20