131:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:52:24.55 ID:L6BVEgLS0
事の始まりは、いつもと同じあの金属音からだった。
スーパーの朝のセールの帰りに、家に帰る近道として河川敷を自転車で
走っていた満は、突然背後から迫ってきた何者かに自転車ごと河原まで
吹き飛ばされた。
吹き飛ばされた痛みに悶えながら、何事かと周囲を見回すと
「....」
自分の200m後ろに緑色のミラーモンスターが立っていた。
「クソッ...敵襲かよッ...」
不幸中の幸いだが、手も足も折れていない。
しかし広大な河川敷には隠れる場所はおろか、逃げ道すら見当たらない。
「やられた...」
変身して相手を叩かなければやられるのは自分だ。
覚悟を決め、ポケットからデッキを取り出し川の水面にかざす。
「変身!」
瞬時にアビスに姿を変えた満は躊躇うことなく川の中に飛び込み
ミラーワールドへと戦場を移した。
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