56:名無しNIPPER[saga]
2017/04/27(木) 18:25:23.19 ID:Ugt8L+Ki0
その日は鎮守府内で大騒ぎになったからよく覚えている。
なんと二人が一緒に休みを取ってお出かけするんだとさ。遅かれ早かれ明るみになる話だったけど、大問題だこれと、私は頑張ってこの話を隠した。
はずなのにどこかの、青の葉さんが前日に嗅ぎつけやがった。おかげで知れ渡ってしまい次の日鎮守府は機能停止にまで陥りそうになった。
追いかけるだなんだ、失恋的センチメンタルや、ノスタルジーに浸ったのか知らんが出撃できませんといい、みんな嫌だと言う。
そのせいで私があっちこっちに行き説得したり、叱ったりとで、忘れられない一日だったのだ。
もちろん北上さんと大井さんは私の奮闘劇を知らないだろうけどね。
そんな私が孤軍奮闘の真っ最中に二人は甘々な関係を築きあげていたんだろう。その惚気話を私にしようだなんて、まったく大井さんは。
大井「えぇ、まぁ、そうなんですけど、ね」
妙に歯切れが悪い。趣味の話をするみたいに早口でまくしたてると思っていたのに。
大井「....あの日、結構大きなデパートに買い物とデパ地下のお惣菜屋さんで、みんなのお土産買いに行ってたんですよ」
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