4:名無しNIPPER[sage]
2017/04/11(火) 22:50:59.81 ID:tfQ5cg2u0
提督「ぉ、大井さん!?何やってるの?」
少し緊張していた私は声が上ずる。
大井「......なんですか。今ちょっと忙しいんですけど」
そう言うと大井さんはまた地面を見つめ始めた。
素の大井さんが見え隠れしている。どうやら朝早いためそこまで気遣いが行き届いてないみたい。
諦めず私もすかさず屈みこんで大井さんの顔を覗き込む。
提督「大井さーん。おーい、さーん。....今の大井さんとおーいを掛けたの気がついた?」
大井「うざ....」
見向きもせず一言ぽつりと呟いた。
私はこっちの大井さんが好きなのに、どうにも本性を現してくれないから毎日悲しんでいる。
だから今のは効いた。最高よ。だったら追撃戦ね。
提督「まぁ、ね。大井さんの気持ちもわかるよ。恋愛っていうのは面倒だし、喜んで話されるのも面倒だよね....。それに噂にだってなるし。でもさ、諦めちゃダメだよ。大井さんの気持ちはそんなのだったの!?さぁ立ち上がって!あの太陽に向かって吠えろ!北上さあああああん!」
私は立ち上がり太陽に向かって大きく叫んだ。ありったけの恋愛成就の気持ちを込めて。かしこみ、かしこみ。
大井「あぁもうほんっと!鬱陶しい!それになんか失恋したみたいに言うのやめてくれませんか!?」
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