3:名無しNIPPER[sage]
2017/04/11(火) 22:49:20.08 ID:tfQ5cg2u0
どうも北上さんは大井さんの心配はご無用らしい。普段中々お目にかかれない真面目な顔と口調でこう言われたのだから。
それで私は気になってもう一人に尋ねた。姉にあたる球磨さんだ。
球磨「別に気にすることないクマー。たまには一人になりたい時もあるクマー」
どうも姉妹関係にある二人はさほど気にしていない様子。
この二人が言うのなら本当にその通りなのかもしれない。
だけど、何も睡眠主義者と放任主義者だけの意見だけじゃない。こんな話も回ってくる。
あれは病んでるっぽい。振られてそうだね。なに、特ダネですか。私と同類なのね、今夜酒の席に招待するわ。ふふ、恋せよ乙女、ですね。
子犬と文学少女の悪魔コンビは話が拗れる新しい噂を広めて、それに喜んで飛びつくあのゴシップ大好きな新聞艦娘。
ゆるさんぞ、私が夜中に隠れてぼっち酒を楽しんでいたのを撒き散らしやがったせいで、失恋に敏感な艦娘が傷の舐め合いの様に酒の席を勧めてきたことを。
それはそれで楽しいのだけれど、酒のあてに簡単な和食を作りながら、昔の色恋話をにこにこしながら話される機会が増えた。
そんな話をするもんだから連れは泣きじゃくるし、宥める私だって面倒だ。
まぁ何はともあれ、監督者として見逃すわけにはいかない。
同じ乙女の端くれ、この私にだって失恋の話一つくらいだって解決してみせるわ。
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