166:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/19(火) 11:57:18.78 ID:hdqJBox50
嬉しくてにやにやと笑ってしまう。ここまでやってもまだ間の抜けた表情をしているから、私は滅多に起こらない奇跡を堪能する。トランポリンで遊ぶ子供みたいに。
そうやっていると大井さんの頭の揺れが収まる。目を覚ましたようだ。すかさず私は手を引っ込め、さも今ちょうど起きたような顔をする。
大井「....やっと目が覚めたみたいですね、提督」
提督「おはよう...。大井さん」
何も知らない大井さんは目頭を擦り、押し殺すようにあくびを抑えた。それでも若干漏れた吐息が私のおでこを撫でる。
大井「ごめんなさい。突然投げ飛ばして」
提督「いいよ気にしないで。貴重な体験できたから」
大井「...なんの話ですか?...まぁいいですけど。靴、玄関に置いときましたから」
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