165:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/19(火) 11:47:48.91 ID:hdqJBox50
まず最初に視界に入ったのは、大井さんのうつらうつらとしている顔だった。
次の瞬間には落っこちて来そうな、私と真逆に平行した大井さんの風景に、寝起きでぼんやりとしていた私は、こう思った。
ああ天使がいるわ、早く堕天してこいと。
思考が一気に覚醒した。この状況が読み取れない。私は一体どんな体勢で大井さんを見ているんだ。
そういえば、どうやら私は寝っ転がっているみたいだ。お尻あたりが少し痛む。ついでに腰も痛い。
憶測を確かめるため、私は頭を左右に揺する。じゃりじゃりと髪の毛が何かに擦れる音がした。
今度は少し圧力を加えてみる。頭を押し返す、柔らかで弾力のある物が頭の下にある。
手を動かしてそれを触ってみる。とってもすべすべしてて心地が良い。
なるほど、これは大井さんの太ももだ。
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