105:名無しNIPPER[saga]
2017/05/22(月) 00:20:16.07 ID:c4JYKnfD0
大井「どうかしましたか?提督?」
その変化に気がついたのだろう、心配そうに私の顔を覗き込む大井さん。
提督「ううん。なんでも、ないわ」
そう言って首を振る。私の変化した心境を悟られないようにするが、いかんせん大井さんは私の考え事をよく当てる。
しかし今回は察することはできないはず。なぜなら自分が一度殺されそうになっていることを知らないはずだからだ。
あの日、卑怯な私は大井さんへの死刑宣告を、いつも通りの指令の言葉に塗り替えたから知る由もない。
それに危機的状況にこの鎮守府が陥っていたなんて知らない可能性だってある。
だから急に甘々なムードから一転し、何やら急に蒼白した私への追求は終わらない。
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