534: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/07/20(金) 03:53:56.22 ID:FKWrXIy5O
「……ジュン。」
遺影に話しかけても、返事は無い。
ティッシュを一枚瞼に当てて、私は仕事用のPCに電源を入れました。
今、とある連載の準備をしてるんです。
今日の打ち合わせも、来るのはその担当さん。
連載が告知された時、私はSNSでかつて艦娘として戦地にいた事をカミングアウトしました。
何故ならこれは、艦娘時代の事を記したエッセイだからです。
書けない事も多いのですが…艦娘としての日常、仲間たちの事、戦場での生と死。
それを出来るだけ、今度は体験記として記しておきたい。
あの戦争がどう言うものであったのか、後に遺していく為にこそ。
そして私はこの連載を最後に、筆と命を折る。
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