青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
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394: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/02/23(金) 03:50:00.62 ID:ZbGgHjaLO

「………扶桑さん、どこにいるんだろ。」

「どこかにいるさ、きっと生きてる。」

「そうだよね…私も約束したもん。
そう言えばさ、新人の時に扶桑さんにこうしてもらってたって言ってたよね?」

「そうだったな……あの時は立てないぐらい潰されてな。
起きたらあいつの膝の上で、おしぼり顔に当ててくれてた。
“あら?起きましたか?”って微笑んだ時の顔は、よく覚えてる。

その後すぐお礼言いに行ったんだけど…今思えばその頃には、もう惚れてたのかもな。そこで連絡先聞いたよ。
まさか付き合えるとは思ってなかったけど。

同期で知ってる奴はいなくて、おまけに知らない街だ。
最初は正直不安だったけど…あいつがそばにいてくれたお陰で、あそこでも上手くやっていけたんだと思う。

キツい訓練の後も、ヘマして上官に絞られた時も、あいつと会えば全部ふっ飛んでたよ。」

「そっか……ほんとに扶桑さんのお陰だったんだね。
ふふー、でもその頃は手が早かったんだねぇ。私の時、散々ぐいぐい行ってやっとだったのに。」

「…あー…確かに今まではお前以外、皆俺から口説いてたな。」

「へー…初耳だねぇ。何人?」

「待て、目ぇ怖いって。」

「ふふ、冗談だよーだ。

……扶桑さんとは、ほんとに仲よかったんだねぇ。」




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