385: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/02/20(火) 06:37:50.83 ID:UQb2c9ARO
「なるほどねぇ、資材課さんかぁ…。」
「そうなのよ…休みの日にたまたま街で会って、そこから段々話すようになったんだけど…。」
「ふむふむ、進展出来るほどは、なかなかがっつり話せてない…と。」
モールでお茶をしつつ出て来たのは、そんな話でした。
艦娘と資材課さん達じゃ、確かに偶然を装って会うのも限界があるかも。普段いる場所が、全然違いますからねぇ。
唯一しっかり被るのは朝夕の食事時のようですが、資材課の人達で固まって食事をしてる事が多くて、なかなか話しかけにくいんだとか。
「いつも短い世間話しか出来ないのよ…連絡先聞くまでに至れなくてね。」
「あんまりお仕事の邪魔も出来ないもんねぇ……アピールする時間がなかなか取れないと。」
「そう。こっちの提督は察してくれてて、資材課に渡す書類だけはいつも預けてくれるんだけど…それでも手短にしないとで。」
「うーん…あ!じゃあこうしよっか!」
「何?」
「発想を逆転させよ。短時間で詰めるなら、効率重視だよ!
差し入れにメッセージとラインのID添えて、モロにアプローチ!こうなれば短期決戦だって!」
「……な、なるほど…確かに今の状況だと、じっくりとは行けないものね。」
「ここで差し入れってのがキモだよ!手作り弁当とかまで行くと重いからだめ。
あくまで売店のお菓子とかにして、それとなーくビニールにメモ入れてさ。」
「うん…確かにそうね……わかった、やってみるわ。」
「その意気その意気!」
良かったなぁ…今日ここに来た目的も、きっとその人に見せる服を買う為なのでしょう。
恋する女の子はかわいいですねえ。写真撮っちゃいたいぐらい眼福ですよ。
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