384: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/02/20(火) 06:36:02.69 ID:UQb2c9ARO
「おはよー!」
「ええ、おはよう…。」
朝、駅に向かってみると、何やら青い顔をした山城ちゃんが。どうしたんだろ?
「大丈夫?」
「さっき線路に財布落としちゃって……ふ、不幸だわ…。」
「中身は無事だったの?」
「そこは幸いね…。」
「まぁまぁ、じゃ、気を取り直して行こっか!」
あはは…や、山城ちゃんらしいなぁ…。
私鉄に乗り換えてモールに向かう途中、私達はとりとめもない話をしていました。
そんな中で、私はぽつりとある事を訊いてみたのです。
「そう言えばさ、今日どうしてこっちまで来たの?」
「え?う、うーん、買い物と……その、それと青葉ちゃんに相談したい事が…。」
……ははーん。これはこれは、面白そうな匂いがしますねぇ。
ちょっとばかり頬を赤らめる様は、間違いなくそうでしょう。
「ふふ……好きな人、できた?」
「……!!……うん、まあそんな所ね…。」
そう突っ込んだら、あの子は幸せそうに微笑みました。
ふふ…良い顔するようになったなぁ。
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