362: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/02/03(土) 03:44:34.24 ID:rBI88CKnO
「…………あれからどれぐらい経ったの?」
「2日だ。その間ずっと、お前は眠ったままだったよ。」
私、そんなに…。
ぼーっとしていた目も覚めて来た頃、ようやく部屋の様子が理解出来ました。
ここは医務室で…それと、ジュンの目元に深い隈がある事に。
「ちゃんと寝てる?」
「ん?ああ、あの後少し忙しかったからな…大丈夫、毎日家に帰ってるよ。」
「……ほんとに?」
「はは…い、いや、仕事の後はずっとここに……。」
「ばか!ジュンまで倒れちゃったらダメじゃんかぁ…。
……でも、ありがとう。」
「ふふ、どういたしまして。」
「うん…!」
またぎゅっと抱き付いて、おかげで彼の服は涙でびちょびちょでしょう。
でも無理した罰だもん。もう汚れるまで抱き付いてやるんだから!
そんな私を、彼はそのままにして。
落ち着くまで、ずっと髪を撫でてくれていたのでした。
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