320: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/17(水) 23:11:12.30 ID:CAYfeAj6O
演習後は宿の門限さえ守れば、ある程度自由行動が出来ます。
交流を深める意味でも、他鎮守府の艦娘同士で食事に行く事は、珍しい事でも無くて。
そして青葉は今、この街の個室居酒屋に来ていました。
それは、扶桑さんに誘われる形で。
「「乾杯。」」
ふぅ、演習明けの一杯は沁みますねぇ…。
でもまさか、この人とこうしてお酒を飲むとは思いませんでしたよ。
「その後はどうかしら?言わずもがなだと思うけど。」
「…ええ、お陰様で。彼とは…ジュンとは良いお付き合いをさせて頂いています。
その節は本当にありがとうございました。」
「そう…ふふ、本当に良かったわ。
昼に実際に顔を見たけど、良い顔になってたもの。」
「はい、約束でしたからね。」
あの日扶桑さんに宣言したし、実際ジュンは大分立ち直ってくれましたけど。
それでもこの人にその後を伝えるのは、傷付けてしまわないかって怖かった部分もあったんです。
それだけこの人は、ジュンの事を想っていた。
自分が同じ立場なら何を感じるだろう?って、ふとよぎる時はやっぱりありましたからね。
…前より強くこんな考えを抱くようになったのは、山城ちゃんの件がきっかけでしたけど。
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