青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
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221: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/10/20(金) 06:12:42.67 ID:Qp53TVB4O
19歳、3月

「引っ越しも終わって、新しい鎮守府での生活。
ここの提督はまだ若くて、少佐に上がって半年ぐらいらしい。

彼は私と同じ匂いがした、でも演技は下手だ。もっと上手く隠さないと。」


19歳、4月

「この時期は新人が入ってくる。早速私の隣の部屋にも、新人が来るんだとか。
何でも姉妹艦としては姉に当たる子なんだって。1つ下のお姉ちゃん、変な響きだ。」


19歳、4月

「天使に会った。

そして私は私を知った。」


19歳、6月

「花はありのままの命を愛でるものだと、初めて知った。ドライフラワーもまた、良さがあるけどね。」


20歳となった10月

「あの子の元カレの話を聞いた。頭とぶら下がってるモノを、両方引きちぎってやりたいと思った。
アレって簡単に切れるモノなのかな?やった事ないけど。」


20歳、9月

「提督に感じる同じ匂いが濃くなった。彼もとうとうこちら側に来てしまったのだろう。

後戻り出来ない世界へようこそ。」


21歳となった10月

「ここ数ヶ月、あの子は提督の話ばかりする。あの子自身はまだ気付いてないけど、きっと好きになっているんだろう。

後押ししてあげなくちゃ。それに提督は、計画には丁度いい人材だ。
振る舞いだけでもまともな奴なら、その間どんな相手と付き合ったって構わない。私は女だから、そう言う立場にいられる。
大事なのは、あの子がその相手に…」

コーヒーをこぼしてしまったらしく、ここから先は上手く読む事が出来ない。


10月、1週間後

「あの子から提督について相談を受けた。

なるほど、そういう事ね。」


21歳、11月

「果物は旬になってから摘むもの。まだ待てば、きっと美味しくなる。

久々にイカロスの話を読んだ。受け止めてくれる存在があれば、死なずに済んだのだろうか。
提督から同じ匂いが薄まった。いい傾向だろう。」






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