206: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/10/05(木) 05:24:08.46 ID:zHmp11Q90
「…あれ、このエンディングって…。」
「ああ、このバンド?前に復活したじゃん。どしたの?」
「そう言えば…実は__が大ファンでさ。」
「お!それ提督の本名じゃん!しれっと呼び捨てしちゃって〜、憎いなこのー。」
「…へ?あー!今のナシ!司令官が大ファンなの!」
「記事の訂正は認めませーん。
ふふ…でも良かったよ。皆提督の事も結構心配してて、青葉様々だってさ。」
「何それー、気になるなぁ。」
「だってあの人いい人だけど、正直人間味は無かったじゃん?
青葉との事、皆結構気付いててさ。提督にも遂に人間らしさが…!って、半泣きで喜んでる子もいたんだよ?」
「そう?でもああ見えてさー…」
「お、ノロケー?」
笑い話をしつつ、そんな話を聞いた私の胸中は複雑でした。
だって幾ら男性の士官さんや職員さんも多いとは言え、結局ここは女所帯で。普通は多少のやっかみぐらい起きるものじゃないですか?
それが寧ろ喜ばれるって事は…裏を返せば、上司としては尊敬できても、人間や異性としては近寄り難いって皆思ってたって事で。
どれだけの痛みをあの笑顔で閉ざしていたのか、改めて思い知ったんです。
……今度は、笑顔で会いに行かなくちゃ。
そうだなぁ…いつか戦いが終わったらチケット取って、二人でライブ行きたいなぁ。
実は子供の頃以来に聴き直して、大好きになった曲があるんです。それを生で聴きたいなって。
そんな事を考えつつ、次の話を観ていました。
ドラマのエンディングテーマの歌詞が、上手く頭に入らないフリをしながら。
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