205: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/10/05(木) 05:22:28.86 ID:zHmp11Q90
泣き疲れたのか、いつの間にか寝落ちしちゃいました。
時間は……21時かぁ。あーあ、ひどい顔。
携帯を開くと、彼からの連絡が。彼の知らない裏であんな事したのに、やっぱりこんな些細な事でも嬉しくて。
せめてちゃんと、彼が幸せでいられるようにしなきゃなぁなんて思いました。図々しい話でしょうけど。
『こん…こん…』
ん?誰だろ?こんな時間に…あ、でもこの時間こそ一人しかいないか。
「青葉ー、入るよー。」
「もう入ってんじゃんかぁ。」
「どうしたのよー、目え真っ赤だよ?」
「ん?ああ、ちょっとこすっちゃってさ。」
「なになにー?提督とケンカでもしたー?」
「ちがうよー。むしろ仲良くやってますよーだ。」
休み前や次の作戦が夜からな時は、よくガサが遊びに来て。二人で映画やアニメを見たりするのが深夜の過ごし方でした。
でも最近はあんまりしてなかったなぁ…いつぶりだろ。
ガサの手には、何やらブルーレイ。
んん?でもこれ録画用のだ、なんだろ。
「何それ?ホラーはヤだよ。」
「いやいや、今日はドラマ。結構前に録画してたの忘れててさ。青葉も途中で止まってたでしょ?」
「ん…?あー!あの時期作戦重なっててすっかり忘れてた!」
「そ。だから青葉と一緒に消化しよっかなーって。ふふーん、衣笠さん最高でしょ?」
「でも忘れてたんじゃんかー。去年のでしょ?」
「あ、あははー…まあまあ、ゆっくり観ようよ!」
それは少し前に放送してたドラマで。
高層マンションで起こる主婦たちの泥沼劇を軸にしたサスペンスでした。
あー…久々に続き観たけどハラハラするなぁ。
それでエンディングまで観て、青葉はある事に気付いたのです。
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