104: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/05/08(月) 02:42:12.08 ID:hghrd//O0
「…青葉ちゃん。」
「はい。」
「あなたは、__さんの今の彼女なのかしら?」
「んっふっ!?」
な、な、な!いきなり何を!?
突拍子の無い一言に、コーヒーを吹き出しそうになっちゃいました。
「…い、いえいえ!まだお付き合いはしてませんよ!」
「ふふふ、『まだ』してないのね。かわいいわね、青葉ちゃん。」
「あ。」
しまったー…ああ、そんな小動物見るような目で…。
でも、意外とユーモアのある方なんですねぇ、人をからかってみたりして。大人の余裕かなぁ…。
「もう聞いていると思うけど…私とあの人は付き合っていたの。」
「ええ…聞いてます。」
「…私から別れた事も?」
「はい。」
「じゃあ…彼に何が起きたのかも、聞いてるわね?」
「それも聞きました…すぐには言葉が出ませんでしたよ。」
「…そう。」
それからしばらく、扶桑さんは何かを考えているようでした。
き、気まずい…!冷静に考えて、意中の人の元カノさんとその話題…如何に地雷を踏まずに本質を射抜くか、記者としての資質が試されている気がします。
そんな風に内心慌てていると、扶桑さんはスマホを取り出しました。
開いて何かを探し始めて…少しすると、彼女は小さく微笑んだのです。
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