25: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/04/05(水) 00:25:21.28 ID:IftRMT510
聖良「で、でもそれだと梨子さんと善子さんを避けるようになった理由が分かりません……」
曜「あぁ、それは…単純に私のせいだよ。二人は全く悪くない」
曜「二人が仲良く喋ったり、じゃれたり、遊んだりしている風景を見てるとね、あー…昔は一緒にこんな事していたな、千歌ちゃんが生きていたらきっとこんな感じだったんだろうな、そう思うようになってね」
曜「――そんな二人が羨ましく思うと同時に、憎くなっていたんだよ」
理亞「へぇ…随分勝手ね」
聖良「ちょっ、理亞!?」
曜「いいの、理亞ちゃんの言う通り。そんな勝手な感情を抱いた自分自身が許せなかった…だから一旦距離を置いたの。正直、何がきっかけで自分が壊れるか分からなかったし、もし壊れたら、自分が二人に何をするのか…想像も出来なかった」
理亞「まあ、その様子じゃ間違いなく修復不可能な状況になるでしょうね。言葉か暴力、もしくは両方で」
曜「……ねぇ、私は…どうすればいいの……かな…? もう…分からなくなっちゃった……」ジワッ
…梨子と善子には答えられなかった
梨子(確かに曜ちゃんの言う通り、私にとってよっちゃんは一番の友達。もし、ミッションで死んじゃったら最優先で生き返らせると思うけど…)
善子(でも、だからと言って曜さんの事をどうでもいいなんて思ってない! リリーと同じくらい大切な人だと思っている。…思っているのに)
梨子(曜ちゃんにとって千歌ちゃんの存在は、私達の思っている以上に大きかった…多分何を言っても、私達の言葉は曜ちゃんの心には届かない……)
101Res/91.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20