26: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/04/05(水) 00:26:13.68 ID:IftRMT510
理亞「……だったら忘れてしまえばいいじゃない」
曜「…どういう意味?」ギロッ
理亞「曜さんにとってチカって人が凄く大切な存在だったのは分かった。でも、それが今の曜さんを苦しめているのなら無くしてしまった方がいい」
曜「……このっ!!」
怒り狂った曜は理亞のもとへ詰め寄る
今の曜に冷静な判断をする精神的な余裕は既にない
千歌の事は忘れろ、という発言は負の感情を爆発させる起爆剤となってしまった
理亞の胸倉を掴み、その拳は強く握りしめられていた
それでも、理亞は冷静に話を続ける
理亞「――だからさ、もう解放を選びなさいよ?」
曜「!?」ピタッ
聖良「解放…?」
理亞「100点メニューには強い武器の取得、再生の他に戦いからの解放があるんでしょ? その時に記憶も一緒に消去されるらしいじゃない」
曜「……」
理亞「時期的に曜さんが星人に寄生されたチカさんと戦った記憶は消去対象になるハズ。チカさんが死んでいる事実は変わらないけれど、今よりもよっぽどマシ」
曜「で、でも…私は……」
理亞「曜さんはその戦いで死んだメンバーを生き返らせる為に戦っているのよね? だったらそれは私達が引き継ぐ」
梨子「え!? でも、理亞ちゃんは解放を目標にしているんじゃ…」
聖良「まあ、そのつもりでしたけど…状況が状況ですからね。そのカタストロフィってのが将来訪れるなら、私達も備えるべきですし」
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