士郎「……俺は、偽物なんだ」
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5: ◆026JPAkZvkOC
2017/04/01(土) 20:10:38.10 ID:vHgXoMr+0
「…………」

昼。普段なら教室で弁当を食べたり生徒会室で会長の手伝いをしたりしているのだが、今日は屋上に来ている。
もちろん理由はある。今目の前で膨れっ面をしているこのサーヴァント、『キャスター』と会話をするためだ。
するためなのだが。

「あのー、『キャスター』さん?何をそんなに拗ねてるんです?」
「…だってご主人様、召喚してから私と全然話そうとしてくれないんですもん……」
「仕方ないだろう?桜や藤ねえの前で実体化させるわけにもいかないし…」
「でもでも!念話でもいいんです、もっと私にも構って下さいまし!狐は寂しいと死んじゃうんですよ?」
「なんでさ」

それを言うなら兎だろう。

「てゆーか、何なんですかあの女二人!ハーレムですか!?一夫多妻ですか!?去勢されたいんですか!?」
「分かった、分かったから!取り敢えず落ち着けって!」


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