士郎「……俺は、偽物なんだ」
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4: ◆026JPAkZvkOC
2017/04/01(土) 20:09:36.93 ID:vHgXoMr+0
場面は変わり、通学路にて。

「藤村先生、今日は一段とハイテンションでしたね」

隣でそう言って歩いているのは、後輩の間桐桜。クラスメイトの間桐慎二の妹で、家の手伝いをよくしてもらっている。

「まぁな…」

適当な相槌を言いながら通学路を歩いていく。思えばこの道ももう慣れたものだ。
と、交差点に差し掛かった時。目の前にはあまり見慣れない風景があった。

道路を通過していく何台ものパトカー。あたりには警察官が至る所におり、よく見ると路地裏の方には「KEEP OUT!」のテープが張り巡らされている。

「何でしょう、先輩…」
「……いや、分からん」

先ほどテレビでやっていた通り魔事件の捜査だろうか?だとするなら家のすぐ近くで事件が発生したことになる。

「…まあ、あまり気にするな。桜」
「はい」


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