園田海未「私、園田海未は、高坂穂乃果と南ことりを愛しています」
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◆N2ciT2iELQ
[sage]
2017/03/30(木) 18:51:56.17 ID:y4VgxIfx0
桜内「うふふ。私は無理だから、私の子におすすめしておくわ」
桜内「まだ学生だから、十年以上は待ってもらうことになりそうだけど」
高海「はい、そのときは私の子どもと一緒に歓迎しますね」ニッコリ
園田(南さんはデパートの服飾店で働いてます)
南「頭のお団子、可愛らしいですね♪」
津島「そ、そう? 思い切って今日はじめて試してみたんだけど」テレテレ
南「お客様には、ちょっとダークな感じの服が似合うと思いますよ♪」
津島「ダークかあ…悪くないかも」
園田(私は寺で、炊事や洗濯の仕事をしています)
園田「国木田さん、倉の整理終わりました」
国木田「仕事が早いな。園田はいい嫁になるだろう」
園田「ありがとうございます」
国木田「ウチに嫁がんか?」
園田「い、いえ、それはご遠慮いたします」
国木田「気が変わったらいつでも来ていいぞ」
園田(私たち三人は、アルバイトとはいえ仕事を見つけることが出来ました)
園田(そうして、朝から夕方まで働き、夜に十千万に帰ってくる。そんな生活が続きました)
園田(三人一緒に過ごせるのは夜の数時間だけでしたが、私たちはそれでも幸せでした)
園田(十千万が出してくれる夕飯を食べるときが、言ってみれば私たちの一家団欒でした)
園田(夕飯を食べ、身体を清めた後は…三人で愛し合いました)
園田(情事が一通り終わると、私は右側に高坂さんを抱き、左側に南さんを抱き、三人で川の字になって寝ました)
園田(働き詰めで、贅沢とは程遠い生活でしたが、内浦の豊かな自然と大きな海、何より二人と気兼ねなく一緒にいられる時間が、私たちの心を満たしてくれました)
園田(こんな日々が、一生続いてほしい――心の底からそう願いました)
ある日の夕方。国木田寺院
国木田「今日もよくやってくれた。夕飯も食べていかんか?」
園田「いえ、せっかくですが。これから次のアルバイト先のホテルに行きますので」
園田(将来の為に、もっと稼いでおかなければなりませんからね)
国木田「ずいぶん頑張るな。ホテルっていうと、小原のところか」
園田「ご存知なのですか?」
国木田「そりゃあ、あれだけでっかいホテルを立ててればな。なんでも世界中に支社があるらしく、小原家はたいそうな金持ちらしい」
園田(羨ましい限りですね)
国木田「まああそこならここより金払いもいいだろう。頑張って稼いで来いよ」
園田「ありがとうございます。ではまた今度」タッタッタッ
国木田(慌ただしい娘だ。あの歳でそこまで必死に働く必要もないだろうに)
国木田「ん?」
「国木田さんですね」
国木田「そうだが」
「突然のご訪問失礼致します。私、黒澤家の使いのものですが」
国木田「ああ、黒澤さんね。今日はどうしたんです」
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