園田海未「私、園田海未は、高坂穂乃果と南ことりを愛しています」
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◆N2ciT2iELQ
[sage]
2017/03/30(木) 18:49:25.68 ID:y4VgxIfx0
高坂「そうですわね、南さん。じぃっくりと教えてあげましょう」
園田「」ゾクッ
園田(なんでしょうか、悪寒がします)
高海「…あ、あの。お部屋に案内してもよろしいでしょうか…」オズオズ
園田「は、はい。お願いします」
高海(園田さんって結構詩人だなあ。千の歌、かあ。なんだか気に入っちゃった♪)
夕方、海辺
ザ-ン
ザザ--ン
赤い夕日に静かなそよ風、潮の匂いがあたり一面を覆う。
園田「海はいいですね…」
高坂「園田さん本当に海好きだよね」
南「あっ、小さいかもめがいる。かわいいな〜」
園田「南さんはかもめが好きなんですね」
南「うーん、それはなんか一世代早いような」
園田「?」
南「こっちの話だよ」
南「かもめ自身というよりは、小動物全般が好きなの。特に鳥類かな」
高坂「じゃあ南さんの子どもの名前は『ことり』ちゃんだ!」
園田「どうしていきなり子どもの話になるのですか」
高坂「私のお母さんは、お母さんの好きなものから私の名前つけたって言ってたよ? 園田さんの子どもは『うみ』ちゃんだね!」
南「あはは。それなら、高坂さんはどうなるの?」
高坂「私かあ…私が好きなもの」
高坂の鼻にすぅ、とかすかな潮の香りが通りかかる。
高坂「私はこういうほのかに漂う潮の香りとか好きだなあ」
南「じゃあ『しお』?」
高坂「なんだか響きが悪いね」
南「それなら『かおり』は?」
高坂「うーん、それだとありふれた感じだよね」
園田「『ほのか』」
南「え?」
園田「『ほのか』はどうですか。…いま思いついただけですが。気に入らないなら忘れてください」
高坂は園田のもとに駆け寄って、園田の手を握る。
高坂「それだよっ!」ギュッ
園田「きぃ…高坂さん、何をいきなり」
高坂「それいい! 決まり! 私の子どもの名前は、『ほのか』! 『高坂ほのか』だよっ!」
高坂「それで、『園田うみ』ちゃんと、『南ことり』ちゃんと、私たちみたいに一緒の高校に通わせるの! それって、すっごく素敵じゃない!?」
南「高坂さん、それは…」
南の困惑した表情を見て、高坂は気づく。
高坂「あっ…そう、だよね…」シュン
南「…ねえ園田さん、高坂さん」
園田「はい?」
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