園田海未「私、園田海未は、高坂穂乃果と南ことりを愛しています」
1- 20
52: ◆N2ciT2iELQ[sage]
2017/03/30(木) 18:49:25.68 ID:y4VgxIfx0
高坂「そうですわね、南さん。じぃっくりと教えてあげましょう」

園田「」ゾクッ

園田(なんでしょうか、悪寒がします)

高海「…あ、あの。お部屋に案内してもよろしいでしょうか…」オズオズ

園田「は、はい。お願いします」

高海(園田さんって結構詩人だなあ。千の歌、かあ。なんだか気に入っちゃった♪)



夕方、海辺

ザ-ン
ザザ--ン

赤い夕日に静かなそよ風、潮の匂いがあたり一面を覆う。

園田「海はいいですね…」

高坂「園田さん本当に海好きだよね」

南「あっ、小さいかもめがいる。かわいいな〜」

園田「南さんはかもめが好きなんですね」

南「うーん、それはなんか一世代早いような」

園田「?」

南「こっちの話だよ」

南「かもめ自身というよりは、小動物全般が好きなの。特に鳥類かな」

高坂「じゃあ南さんの子どもの名前は『ことり』ちゃんだ!」

園田「どうしていきなり子どもの話になるのですか」

高坂「私のお母さんは、お母さんの好きなものから私の名前つけたって言ってたよ? 園田さんの子どもは『うみ』ちゃんだね!」

南「あはは。それなら、高坂さんはどうなるの?」

高坂「私かあ…私が好きなもの」

高坂の鼻にすぅ、とかすかな潮の香りが通りかかる。

高坂「私はこういうほのかに漂う潮の香りとか好きだなあ」

南「じゃあ『しお』?」

高坂「なんだか響きが悪いね」

南「それなら『かおり』は?」

高坂「うーん、それだとありふれた感じだよね」

園田「『ほのか』」

南「え?」

園田「『ほのか』はどうですか。…いま思いついただけですが。気に入らないなら忘れてください」

高坂は園田のもとに駆け寄って、園田の手を握る。

高坂「それだよっ!」ギュッ

園田「きぃ…高坂さん、何をいきなり」

高坂「それいい! 決まり! 私の子どもの名前は、『ほのか』! 『高坂ほのか』だよっ!」

高坂「それで、『園田うみ』ちゃんと、『南ことり』ちゃんと、私たちみたいに一緒の高校に通わせるの! それって、すっごく素敵じゃない!?」

南「高坂さん、それは…」

南の困惑した表情を見て、高坂は気づく。

高坂「あっ…そう、だよね…」シュン

南「…ねえ園田さん、高坂さん」

園田「はい?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
97Res/221.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice