園田海未「私、園田海未は、高坂穂乃果と南ことりを愛しています」
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◆N2ciT2iELQ
[sage]
2017/03/30(木) 18:48:35.97 ID:y4VgxIfx0
園田「手持ちはまだあります。私が出しますので、今日は宿を取りましょう。きぃちゃ…高坂さんもそれでいいですね」
高坂「きぃちゃんでいいよ。いつも通り」
園田「駄目です。あくまで私たちは、旅行中の女子大学生として振る舞わねばなりません」
園田「幼さを出してはいけないし、仲が良すぎると勘ぐられてもいけない」
園田「その為にお互いに名字で呼び合い、自分を呼ぶときも『私』とする。そう決めたでしょう」
南「一緒にいられなくなっちゃうのは嫌だから、ね? 高坂さんも」
高坂「うー、わかったよ園田さん、南さん。慣れないけど」
園田「二人とも疲れたでしょう。少し早いですが、宿への手続きを先に済ませましょう」
園田「…あ、ちょうどあそこに宿が見えますね。あれにしましょう」
『十千万』
高海「いらっしゃいませ! 三名様ですか?」
園田「はい、二泊ほど泊まりたいのですが」
高海「台帳にお名前をどうぞ!」
園田「はい」カキカキ
高海「園田さんですね」
高坂「この子、すごくちっちゃいね」ヒソヒソ
南「小学生かな? こんなに小さくからお手伝いしてて偉い」ヒソヒソ
高海「私は高校生ですけど」ズイッ
南「えっ、あっ、聞こえて」
高坂「ごっ、ごめんなさい! まさか私たちと同じとは」
高海「同じ? でも台帳には二十歳って」
園田「私たちには私たちと背丈が変わらないきょうだいがいまして。それで驚いたのですよ」
南(園田さんナイス!)
高海「そうなんですか! きょうだいっていいですよね」
高海「私が将来結婚したら、子どもを産んで三人きょうだいにしようと思ってて!」
高海「できれば娘がいいかな〜一緒に宿を切り盛りするの楽しそうだし!」
園田「きっと娘さんも高海さんと同じで綺麗な声をしているのでしょうね」
園田「ここの宿名のように、千の歌で人を笑顔にさせる、輝かしい女性に育つと思います」ニッコリ
高海「そ、そんなあ// 私の子どもなんて、きっと普通の子ですよ! そ、それより、どうして私の名前を?」
園田「表に表札がありましたから」
高海「そ、そうでしたね! なんだか名前で呼ばれると緊張しちゃいます//」
園田(ふぅ…なんとかごまかせました)
高坂「そ〜の〜だ〜さーん?」ツネリ
園田「痛っ! なんですか高坂さん、いきなり人の手をつまんだりして」
南「私も」ツネリ
園田「痛っ! 南さんまで」
高坂「おほほ、それにしてもこの宿はいいところですねえ、南さん。夜が楽しみですね」
南「ふふふ、そうですね高坂さん」
園田「ふ、二人とも?」
園田(友人同士のふりをするように言ってはいましたが、なんだか演技がおかしいですよ!?)
南「園田さんはここの良さがまだわかってないようですから、今日の夜じっくり教えて差し上げましょう」
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