園田海未「私、園田海未は、高坂穂乃果と南ことりを愛しています」
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◆N2ciT2iELQ
[sage]
2017/03/30(木) 18:35:10.31 ID:y4VgxIfx0
海未「私は、ことりと同じように、穂乃果も愛しています」
海未母「答えになっていません。私は何をしたのかを聞いています」
海未「……穂乃果と、ことりと結ばれました」
海未母「結ばれたとはどういうことですか」
海未「…お母様、それは」
海未母「言いなさい」
海未「…………契りを交わしました。男女のする、それを」
海未母「……そう、なのですね」
海未(流石に母も私に愛想をつかせたでしょうか…仕方のないことですが)
海未「申し訳ありません。園田家を継ぐものとして、分別があるように振る舞おうと勉めましたが、所詮私はただの子供でした」
海未の母ははぁ、と大きなため息をつく。
海未母「…海未さん。大人はただの大きな子供です。分別があるように見せかけているに過ぎません」
海未「お母様…?」
海未母「してしまったことは仕方がありません。それで、海未さんはどうしたいのですか」
海未「……」
海未母「海未さん?」
海未「あ、ああ、申し訳ありません、呆けておりました」
海未(普段あれほど厳しいお母様が、なぜこれほど寛大に私の気持ちを酌んでくれるのでしょうか)
海未(…しかしなんであれ、チャンスです。園田家の力があれば、穂乃果とことりを守れる。駄目元でいけるところまでいってみましょう)
海未「二人を平等に愛したいと思っています。将来的には二人を娶ろうかと」
(「二人とも、愛していますよ」)
海未母(…)
海未母「二人はそれで納得しているのですか」
海未「はい。二人とも三人一緒がいいと言ってくれました」
(「ずっと三人一緒だよ」)
海未母(…)
海未の母はもう一度はぁ、と大きなため息をつく。
海未母「無茶苦茶ですね貴女という人は」
海未「…私もそう思います」
海未母(血は争えない、とはこのことでしょうか)
海未母「状況は理解しました。好きになさい。表立って支援することはできませんが、止めはしません」
海未母「ただし、二人を傷つけることだけは許しません」
海未「えっ」
海未母「なんですかその反応は。貴女にとって願ってもないことでしょう」
海未「い、いや、まさか容認していただけるとは思ってなくて」
海未母「容認されないと思っていたのにやったのですか?」
海未「そんなことは」
海未母「…今回のことは、私と、穂乃果ちゃんのお母様、ことりさんのお母様しか知りません」
海未母「言ってしまうと私達で口裏を合わせました」
海未母「貴女が大学を卒業するまでは、他の大人たちには知られることのないようにします」
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