191: ◆rEvr4ZSeHI[saga]
2017/04/23(日) 21:48:12.40 ID:LF3LDUZH0
[そして、次の日]
経営者(通信が終わって割りかしすぐに、お迎えは来た)
経営者(そしてそのまま大会前日に泊まっていたホテルに連れてかれ…)
経営者(……気が付けばアタシは大会の出場者として、表彰式の場でボンヤリと座っていた)
運営者「…経営者さん」
経営者(どうやらみんな揃って緊張しているみたいだねぇ…)
経営者(まあ、無理もないだろうけどね…。実際、アタシもそうなんだし)
運営者「経営者さーん?」
経営者(それにしても…騎士や巡視員から上がってた不審者…気掛かりだねぇ…)
経営者(…まあ、大方犯人は…)
運営者「経!営!者!さん!!」
経営者「………」
経営者「…なんだい?運営者」
運営者「何もこうもないですよ…!」
運営者「どうして僕の送った工作員が何も働いてないんですか!?」
運営者「仕事の妨害をしようと思ったのに!海賊に金をやって寄越したというのに!」
運営者「どう!して!!」
経営者「……まあ、人が多かったし、軍もいたからねぇ…」
経営者「…と、言うかアンタ…そういうこと、自分で言っても良かったのかい?」
運営者「…別にたまたまお金と一緒に貴方のことを、工作員に話しただけですからね」
運営者「まあ、流石に妨害に成功してから言ったら…ルール違反になってなくてもマイナスにされてた筈ですが」
経営者「…おいおい、他出場者への妨害はルール違反じゃないのかい?」
運営者「……妨害して、さらにそのことが公になったら評判自体は下がるでしょうが…」
運営者「結局のところ、都市を開発するだけの技術さえあれば…どんなクズであろうと関係ないですからね…」
運営者「なんか初代優勝者がその口だったらしくって…街作りの腕は国一番でありながらクズだった…との事です」
運営者「まあ、貴方のような一般人にはそんな話、聞いたこともないでしょうけれどね」
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