八幡「ゲームが完成しそうだからすぐこい?」 ルナ「ルナのゲームだよ」
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53: ◆SqZQSXA.b2[saga]
2017/06/25(日) 03:03:16.80 ID:2S8tpGdg0
ユニコ「ここの呉服屋さんはお高いですけど,サービスが良いですよ.ユニコ,衣装をよくよごしちゃうんですけど,いつもきれいにしてもらってます」

ユニコ「ここの八百屋さんは,来たことがありません.ユニコ,にんじんがない八百屋さんには入れないですね.え,ユニコはお馬さんじゃないですよ.

ユニコはユニコーンです」

ユニコ「この広場は,村の中心部にあたります.あの兎さんの銅像の前で,ユニコ達は踊るんです!村のみんなが集まってとても楽しいですよ〜.

踊るのが苦手なら,一緒に踊りましょう!ユニコは踊り手なので,どんどん教えちゃいます!一番の秘訣は,心の底から楽しむことです!」

ユニコは俺を村中引きずり回し,大から小まで様々なことを話した.

しかし,巫女に関する話題は一切でてこない.

やはり,緘口令は出されているのだろうか?

自分から尋ねようか,悩んでいると前を歩いていたユニコが立ち止まり,振り返った..

そして,意を決したように急に俺の手をとった.

ユニコ「この村で,一番大切な場所があるんです.一緒に行きませんか」

八幡「お,おう.できれば,あまり人がいない場所がいい」

ユニコ「だいじょうぶです.きっとあの人以外,誰もいませんから」

彼女の表情は,夕陽によって陰影が濃くなり,今まで見たことがないほど寂しげにうつった.


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