永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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604:名無しNIPPER[saga]
2017/12/31(日) 00:34:57.10 ID:YYQSdYq10



てゐ「殺ス――――殺ス! 絶対殺ス! 意地でも殺ス! 是が非でも殺ス!」



てゐ「殺ス…………殺ス殺ス殺ス殺ォァ”――――ッッスッ!!」



 こうして妖兎は、折角体が癒えたにも関わらず、四つん這いのままピタリと動かなくなってしまった。
 傍から見れば、背以外が食い散らかした草の痕へと向く格好となる。
 その姿勢は意図せず、せっかく癒えた顔を覆い隠す形となった……のだが。
 しかし案ずるなかれ。妖兎が「今どのような表情をしておるか」など、顔が見えずとも、いとも容易く思い浮かべる事ができるのだ。



【激憤】



てゐ「肉と言う肉を齧り殺してやる! 四肢の全てを削ぎ殺してやる! 臓物の全てを貪り殺してやる! 生きたまま食い殺してやる!」
 


【激怒】



てゐ「ありとあらゆる手段で殺してやる…………ありとあらゆる手段で苦しめてやる…………」



【激昂】



てゐ「殺した後でもさらに傷つけてやる…………死骸を延々、玩具のように弄んでやる…………!」



 その怒りの全ては、薬売りただ一人に向けられる物であった。
 所以はもはや、語るまでもないであろう。
 如何に薬売りの助言が一役買ったとて――――そもそもな話、兎を傷つけたのは薬売りの方なのだ。
 


てゐ「あいつは…………絶対にここから出さない…………」



てゐ「誰が帰してやるものか…………もう、降参したって…………許してやるものか…………!」



 そう言えばあの折り……あの男は恐れ多くも、蓬莱の薬を「貴方にとっての毒」などとほざいておったの。
 身共からすれば、「お前が言うな」である。
 そりゃそうだ。この場で最も有毒なのは、他でもない”あやつ自身”であろうに……皆もそう思わぬか?



【怨毒】




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