永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/12/22(金) 22:27:06.28 ID:ILnw9GSu0
てゐ「そろそろ笑って済ませらんないわよ……ちんどん屋ァ……!」
薬売り「ご無体な。よもや、丸腰の相手に弾幕を放つおつもりですかな?」
薬売り「弾幕とは……優雅さと可憐さを優先した、”誇り高き決闘”と聞き及んでおりましたが?」
てゐ「――――黙れッ! 煽って来たのはお前だろ!」
妖兎が放つ怒りの訴え、まさに一言一句がその通りである。
此度の薬売りが放ったは暴言は、もはや失言などと言う段階ではない。
露骨に、誰が見ても、あからさまかつ明らかに、「わざと」である事は明白であった。
てゐ「自分の立場……わかってんのかお前……」
薬売り「立場? はて……”たかが兎”に立場などあるのでしょうか」
てゐ「そのたかが兎の手を借りないと――――”帰る事すらできない”のは、どこのどいつだ!」
さらに言わば、この突如反逆し始めた時機もすこぶる不自然である。
妖兎も感じていたはずだ――――ここは【迷いの竹林】。
この妖兎に代表する永遠亭の者が、”たまたま”その場所におったからこそ、迷い人が帰路につけると言うのに……
案内人なくしては、”永遠にさ迷い続ける”場所なのに。
てゐ「今すぐボッコボコにしてやりたいけど、今はそんな暇はない……」
てゐ「だから……”今の内に”謝れば、ギリ水に流してあげる」
なればこそ、薬売りの真意が見えぬままであった。
この身を焦がす怒りに値する理由が、薬売りには存在しなかった。
妖兎は憤怒に身を任せつつも、虎視眈々と思案に明け暮れた。
慎重と大胆さを混在させつつ、なんとか薬売りの【真】を得んと、人知れず奮闘していたのだ。
薬売り「ならば……”後になっても”謝らなかったら、一体どうなってしまうんですかね」
てゐ「そうなった暁には――――”今後の一切は保証されない”」
そして妖兎は、ついに最後の手段に出た――――弾幕の出現である。
【――光――】
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