永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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415:名無しNIPPER[saga]
2017/11/28(火) 03:41:53.48 ID:ZInpvyTS0


薬売り「なんと…………」

てゐ「はいそこ、引かない引かない……ったく、そうなるからヤだったのよ」

てゐ「グロいのはわかるけどさ。見せろ見せろっつってしつこくせがんできたのは、あんたの方なんだからね」


 妖兎本人が自覚するように……
 その傷は思わず目を背けたくなる程の、実に生々しき”傷”であった。

 そして妖兎は語る。
 曰くこれは――――妖兎がかつて受けた【古傷】であると、妖兎はそう申したのだ。


薬売り「古…………傷…………?」


 しかしその説明は腑に落ちなかった……
 門外漢の身共ですらそう感ずるのだから、その道に詳しい薬売りには一目瞭然であろう。
 そう、傷は――――古傷と呼ぶには、あまりに”新しすぎた”のだ。


てゐ「そう、古傷……これでも随分、マシになった方よ」


 今にも血が滴りそうな、真新しくも深き傷。
 にも拘らず妖兎は、あくまで「古傷」と主張し続け、しかもなおかつ「収まりつつある」と、そう言いのけたのである。

 ならば、これを古傷と呼ぶならば……
 元々の傷は……一体どれほどの……
 うっぷ。すまぬ皆の衆。何やら身共、突然気分が……



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