273: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/07(金) 11:49:16.29 ID:zwNQlmJl0
「考えられるとすれば、誰かが定期的に整備をしているか、妖精さんのおかげか」
「どぉかした?」
「アルパカさん、この小麦粉やお砂糖はあなたが?」
「いんやぁ。こんなのがあるなんて初めて知ったよー」
「ここにはいつから?」
「けっこー前だねぇ」
「じゃあ誰が……」
製造方法も輸送方法も不明。考えれば考えるほど謎が増えます。
「妖精さんのせい、と言えるなら楽なんですけどねー」
しかし、ここに妖精さんはいません。こんなにたくさんのお菓子を作ったにもかかわらず。
「よーせーさん?」
わたしのつぶやきを拾ったアルパカさんが首を傾げます。
「はい。手のひらサイズの……、生き物……、の範疇を超えた存在で、不思議な力をいっぱい使うんですよ」
「へぇ、すごいフレンズなんだねぇ」
「フレンズ……、とはちょっと違いますけどね」
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