41:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/13(月) 21:55:57.04 ID:ccxguUJC0
西園寺 「あ、日向おにぃだー!!モブ顔のくせに案外速かったね!死んでたらお焼香くらいは
してあげようかなって覚悟してるとこだったよー!」
弐大 「応ッ!!お前以外はもうほとんど脱出しておるぞ!!ガッハッハ、一位はこの弐大猫丸が
いただいた!!残念だったのう!!」
西園寺 「あれれー?わたしの目がおかしくなったのかなー。おにぃの後ろに鹿鳴館とエセ右翼の
コスプレした頭おかしい奴がいるよー?」
終里 「しっかし、78期の奴らおせーな。まだほとんど出てきてねーぞ?」ガシガシ
左右田 「おい、何ボーッと突っ立ってんだよ!早くこっち来いって!」
日向 「……じゃ、俺はここで」
石丸 「あ、日向君。よかったら今度話を……」
まだ名残惜しそうな石丸を置いて、俺は逃げるように77期の仲間達が座っている所へ戻った。
俺たちは、肩を寄せ合って生きる罪人だ。
……『希望』たちに触れるわけには行かない。
日向 「あ、あいつらは……」
遠くで、扉が開いた。苗木と…たしか舞園さやか、そして桑田怜恩がチームだったらしい。
ものすごく気まずそうなパーティーだが、なんとか協力できたのか、よかっ……
た、と思う前に。
出てきた苗木と桑田はなにやら言い争いを始めた。しばらくして、桑田はぷいっとそっぽを向く。
舞園が止めるのを振り払って、桑田はさっさと歩いて行ってしまった。
日向 (元々は仲良しのクラスメートだったのに……俺たちの所為で……)
日向 (いや、それは後だ…まだ、後回しにしよう……俺にはまだ勇気が出ない……)
考えている間も、次々と扉が開く。その中から、見覚えのある顔が高笑いをしながら出てきた。
田中 「フハハハハッ!!仰々しく形作られた儀式の場だったが、造作もなかったな!!」
ソニア 「うふふ、とにかく脱出できてよかったですね」
朝日奈 「…………」ずぅぅーん
まさかのパーティーだ。日本語の通じない田中と一緒で、よく龍を倒せたな。
日向 「あ、朝日奈…大丈夫か?」
朝日奈 「ひなたぁ……なんなのこの濃ゆい人たち……何言ってるか分かんないし……
ソニアちゃんはなんかずっと笑ってるし……」はぁぁぁ
日向 「安心しろ、俺たちも全然分かんないし、もう笑うしかないと思ってる」
朝日奈はしばらくすると、元気が出たのか「ねえ」と聞いてくる。
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