日向「神蝕……?」
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4:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/07(火) 21:29:18.06 ID:IvyvkjHz0
日向  「77期生だけじゃないぞ。ちらほら見覚えのある顔がいる」

左右田 「あーっ!あいつ、裁判場にいた……」

日向  「霧切響子だな。…お、向こうも目が覚めたみたいだ」

日向  (霧切は目を覚ましてあたりを見回す。俺たちを見つけると、一瞬だけ目を見開いたが、
     すぐに元の無表情に戻って、"あとでね"と声を出さずに言った)

苗木  「霧切さん、ここは……体育館?」

石丸  「う……しまった!個室以外での就寝は……ッ、僕はっ、いつの間に体育館に!?」ガタッ

苗木  「!」

石丸  「いや、それより……僕はたしか美術準備室に呼び出されて……うっ!」ズキッ

苗木  「石丸クン?どうして、生きて…」

石丸  「そうだ、後ろで気配がしたんだ。振り返ろうとした所を……誰だったんだ、
     あれは…あの影は……いっ、痛い!頭が痛いぞ!割れるみたいに……」ズキズキ

苗木  「石丸クン、それ以上はやめるんだ!」

舞園  「わ、私死んだんじゃ……なんで体育館なんかにいるんですか!?」

苗木  「舞園さん?」

舞園  「あれ、お腹……刺されたはずなのに」

日向  (傷一つない腹を制服ごしに撫でて、舞園は困惑している)

霧切  「これは、一体……」

日向  (霧切は事態の把握に務めているが、さすがの名探偵でも無理らしい)

桑田  「……」

日向  (78期生から一人離れたパイプ椅子に、ぽつんと座っているあいつ……桑田怜恩か?)

不二咲 「うう……ん、あれ…?ボク、ずいぶん長い間眠ってたみたいだ……」ゴシゴシ

日向  (苗木たちの反応から言っても、間違いない。
     あいつらは……"コロシアイ学園生活で死んだ78期生"だ)

日向  (しかし、78期生が生き返るなんてことがあるのか?いくら超高校級とはいえ、
     "実は絶望側の仕掛け人でした"くらいしか、生きている理由なんて……)

日向  (そんな俺の思考は、懐かしくも不快な声によって遮られた)



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