日向「神蝕……?」
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3:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/07(火) 21:28:25.28 ID:IvyvkjHz0
九頭龍 「オレらはたしかに現実のジャパウォック島にいたんだ……寝てる間に拉致られたってのがまあ、
     妥当なとこだな」

左右田 「つー事は、これも未来機関の差し金か!?」

九頭龍 「さあな……そもそもオレら77期生の命を助けたのは苗木の独断だったろ。
     "希望"どもが黙ってるとも思えねえ。
     どうせ一度は死んだような命だしな……こいつが未来機関の意思だってんなら、
     煮るなり焼くなり好きにしてもらおうじゃねえか」フーッ

左右田 「そんなあああ!!オレまだソニアさんと手もつないでねーってのに!!」ガーン

九頭龍 「ま、未来機関の仕業って考えるとおかしい事だらけだ。日向、お前はどう思う?」

日向  「どう……って」

九頭龍 「前の列のコック帽……どっかで見覚えねえか?隣のおさげも」クイッ

日向  「あ、あの二人は……!」

日向  (前列で眠っているのは、"超高校級の料理人"花村輝々に間違いなかった。
     俺たちの目の前でヘリコプターに吊るされ、火山でカツにされたはずのあいつが……)

日向  (その隣は、狛枝が手に入れていたファイルの中で見た顔だった)

日向  「超高校級の文学少女……腐川冬子か!」

九頭龍 「あいつらだけじゃねーぞ。周りよく見てみろ」

日向  (周りを見渡すと、たしかに全員いた)

左右田 「おいおい、どーなってんだこりゃ……!ソニアさんに小泉に西園寺、澪田、辺古山……
     狛枝も……十神までいやがる!あいつら今ごろ、島でグースカ寝てるはずだろ!?」

日向  (ソニアを真っ先に見つけたので、目の前の左右田は偽物ではないと確信できた。
     あいつは……本名はないらしいし、俺たちにとっての十神はあいつ以外いない)

西園寺 「うわあああん!!小泉おねぇぇぇ!!」ギュウウウ

小泉  「ちょっ、日寄子ちゃん?どしたの?」

日向  (遠くで、西園寺が小泉にしがみついて泣いている。
     俺は高鳴る心臓をおさえて、77期生の仲間全員がいるのを確認した)


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